有害物質について

建物が原因でのめまい、吐き気、頭痛、平衡感覚の失調や呼吸器疾患などいろいろな症状、体の不調を感じる事が大きな問題となりつつあります。
ここではその原因となるさまざまな物質について、簡単にご説明します。

 
 
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■ホルムアルデヒド■
有害化学物質で、シックハウス症候群の原因となる室内空気汚染源のひとつとされている。空気中に放散し、多量に吸い込むと中毒をおこす。合板などの製造に使われる接着剤に含まれる。ホルマリンの一種。現在ではJAS(日本農林規格)によって放出量の安全基準が設けられている。
<発生する可能性のある素材>
   合板、パーティクルボード、壁紙、接着剤
<健康への影響>
   鼻、喉頭の刺激、流涙、くしゃみ、咳、吐き気、呼吸器系障害、発ガン性
■トルエン■
接着剤や塗料の溶剤として用いられています。それだけでなく、トルエンとキシレンはガソリンの添加物にも用いられているほか、工業用の溶剤として広く用いられているため、「シックハウス症候群」だけでなく、道路沿線の生活環境や工場や研究室の労働環境の安全の観点からも大変重要な物質です。
<発生する可能性のある素材>
   施工用接着剤、塗料溶剤、ワックス溶剤
<健康への影響>
   倦怠感、知覚異常、吐き気
■キシレン■
施工用の接着剤や塗料の溶剤などで利用される。人体への影響としては、一般的に200ppm程度の濃度で倦怠感や知覚異常、吐き気等が多くなることが報告されている。
<発生する可能性のある素材>
   塗料溶剤、樹脂、ワックス溶剤
<健康への影響>
   眼・咽喉の刺激、知覚障害、吐き気
■エチルベンゼン■
ガソリンのオクタン価を高めるための添加剤、スチレン、合成ゴム、合成洗剤、ニトロベンゼン、フェノール、シクロヘキサン等の製造に使用される。
<発生する可能性のある素材>
   塗料、接着剤
<健康への影響>
   眼、皮膚、気道の刺激、中枢神経への影響
■パラジクロロベンゼン■
衣類の防虫剤として使用されているパラジクロロベンゼン も化学物質の一つで、厚生労働省は、健康に生活する目安として室内濃度指針値(240μg/m3)を示しています。
 東京都が都内の住宅を調査したところ、全戸でパラジクロロベンゼンが検出され、23%を超える住宅で指針値を超えていました。
<発生する可能性のある素材>
   防虫剤
<健康への影響>
   眼、鼻、のどの刺激、喉頭痛、悪心、嘔吐、肝胃機能低下
■スチレン■
ポリスチレン樹脂のほか、合成ゴム、ABS樹脂の原料として使用されます。ラットでのLD50(50%、致死量)は2.65g/kgとされています。またIARC(国際がん研究機関)では、人に対して発癌の可能性があると評価しています。
 スチレンの内分泌撹乱作用については、ポリスチレン関連工場の女性労働者に、子宮の炎症や月経不順が多く、プロラクチンや成長ホルモンの量が高かったとの報告があります。
<発生する可能性のある素材>
   発砲スチロール
<健康への影響>
   眼、皮膚、気道の刺激、喘息